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【保存版】登山のためのトレーニング|初心者が3ヶ月でバテない体を作る方法

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登山に興味はあるけど、体力に自信がない。これは登山を始めようとする初心者の、もっとも大きな不安のひとつ。じつは登山は、特別なアスリート級の体力が必要なわけではなく、日常的なトレーニングを3ヶ月続けるだけで、低山なら確実にバテない体が手に入ります。

この記事では、登山初心者向けの体力づくりを「必要な4つの体力」に分けて整理し、自宅でできるトレーニングメニューと続け方を解説します。じつは私自身、登山のためにマラソンを始めて縦走できる体まで作った経験があるので、その実体験も交えてお届けします。

目次

登山に必要な「4つの体力」を分解する

登山に必要な体力は、ざっくり4種類に分解できます。

①脚力(下半身の筋力)

登りで体を持ち上げ、下りで衝撃を吸収するための筋力。とくに太もも前面(大腿四頭筋)・お尻(大臀筋)・ふくらはぎ(腓腹筋)がメインです。脚力不足は膝痛・転倒の最大原因になります。

②心肺持久力

長時間動き続けるためのスタミナ。心臓と肺が効率よく酸素を全身に届ける能力で、登りの呼吸の楽さ・回復の早さに直結します。

③体幹・バランス

不安定な岩場や、ザックを背負った状態での姿勢維持に必要な筋力。体幹が弱いとフラつき、ケガにつながります。

④柔軟性

大きな段差を越えるための股関節と、岩場での足の置き場を選ぶための足首の柔軟性。筋肉痛・故障予防にも欠かせません。

トレーニングはいつから始める?期間の目安

「いつから始めれば間に合う?」という質問は多いですが、目安は次の通りです。

  • 低山日帰り(標高差500m前後):1〜2ヶ月前から週2〜3回
  • 中級山岳(標高差1000m前後・縦走):3ヶ月前から週3〜4回
  • 本格高山(北アルプス・3000m級):半年前から週4〜5回

急に追い込まず、「無理なく続けられる強度」で長期間続けるのが正解。短期集中で1週間ハードに、は確実に挫折します。

体験談|マラソンが登山の土台を作った

ここで少し、私自身の体力づくりの話を挟ませてください。

私が登山をしっかり楽しめるようになったきっかけは、じつはマラソンでした。もっといろいろな山に登りたい、縦走にも挑戦したい。と思ったとき、自分にいちばん足りないのは“持久力と脚力”だと気づき、登山と並行してマラソンに取り組むようになったのです。

地元の長野マラソンには8回出場、念願の東京マラソンにも1回出場。練習量は月間150kmを目安に走り込み、最終的にフルマラソンでサブ4(4時間切り)を達成しました。今はサブ3.5を目指しています!

マラソンを通じて鍛えられたのは、登山にそのまま効く3つの能力でした。

  • 脚力:長時間走り続けることで、登りの太もも・下りの衝撃吸収に効く筋肉が自然と育つ
  • 心肺機能:標高が上がっても呼吸が乱れにくくなり、休憩回数が減って行程が楽に
  • メンタル:「ここまで走り抜いた」という経験が、しんどい登りで「もう少し頑張れる」に直結

この3つが揃ったおかげで、低山日帰りから始めた私の登山スタイルは、縦走や中級山岳にもチャレンジできるレベルまで広がっていきました。北アルプスの稜線歩きや何日かに渡る山行も、マラソンで作った土台があったから「行ける」と踏み出せた、と実感しています。

ここで強調したいのは、「マラソンをしなきゃ登山できない」という話ではないということ。日常で続けやすい走る/歩く習慣を持つだけで、登山の世界はぐっと広がります。マラソン経験のおかげで「持久力トレーニングは登山に効く」と実体験で確信しているので、これから紹介するメニューも、ぜひ気軽な気持ちで取り組んでみてください。

自宅でできる登山トレーニング|脚力編

スクワット

登山トレーニングの王様。太もも・お尻・体幹を一度に鍛えられます。

  • 回数:15回×3セット
  • 頻度:週3回
  • ポイント:膝がつま先より前に出ないように、お尻を後ろに引く感覚で

ランジ

片足ずつ動かすため、登山の歩行動作にもっとも近いトレーニング。左右バランスも鍛えられます。

  • 回数:左右10回×3セット
  • 頻度:週2〜3回
  • ポイント:前足の膝が90度になるまでしっかり下げる

かかと上げ(カーフレイズ)

ふくらはぎを鍛えることで、登りの推進力と下りのブレーキ力がアップします。

  • 回数:20回×3セット
  • 頻度:毎日OK
  • ポイント:歯磨き中や信号待ちなど「ながら」で習慣化

自宅でできる登山トレーニング|心肺持久力編

階段昇降

登山の動きそのもの。マンションの階段やオフィスでエレベーターを使わない習慣をつけるだけでもOK。

  • 時間:15〜20分
  • 頻度:週2〜3回
  • ポイント:1段ずつ規則的に、息が弾むスピードで

週末ロングウォーキング(または軽いジョギング)

週末に60分以上の有酸素運動を入れると、心肺機能が大きく伸びます。私の経験では、ここに少しずつジョギングを混ぜると、心肺機能の伸びが加速しました。

  • 時間:60〜90分
  • 頻度:週1回
  • ポイント:会話できるくらいのペースで、心地よく息を上げる

縄跳び

狭い場所でも実施可能で、短時間で強い負荷をかけられる優秀な有酸素運動。

  • 時間:1分×5セット(間に30秒休憩)
  • 頻度:週2〜3回
  • ポイント:無理せず徐々に時間を伸ばす

自宅でできる登山トレーニング|体幹編

プランク

体幹全体を鍛える定番。ザックを背負った時の姿勢維持に直接効きます。

  • 時間:30秒×3セット(慣れたら60秒)
  • 頻度:週3回
  • ポイント:お尻を上げすぎず、頭からかかとまで一直線

バードドッグ

四つん這いから対角の手足を伸ばすトレーニング。バランス感覚も同時に鍛えられます。

  • 回数:左右10回×2セット
  • 頻度:週2〜3回
  • ポイント:ふらつかないよう、ゆっくり丁寧に

サイドプランク

体側を鍛えることで、トラバース(斜面の横歩き)の安定感が増します。

  • 時間:左右20秒×2セット
  • 頻度:週2回
  • ポイント:お尻が落ちないように引き上げる意識で

自宅でできる登山トレーニング|柔軟性編

毎日5分のストレッチで、ケガと筋肉痛のリスクが大幅に減ります。

  • 股関節ストレッチ:あぐら → 前傾、開脚 → 前屈 各30秒
  • 足首ストレッチ:足首回しを左右各20回
  • 腰のストレッチ:仰向け膝抱え、腰のひねりを各30秒

お風呂上がりの体が温まったタイミングがおすすめです。

続けるための5つのコツ

  1. 「毎日」より「週3回」:無理せず継続できる頻度に
  2. 目標の山を決めておく:「夏に北アルプス」など具体的なゴールが原動力に
  3. 記録をつける:体重・歩数・トレーニング回数をスマホでざっくり記録
  4. 仲間や家族に宣言する:周囲に話すと続ける動機になる
  5. 1回サボってもOK:完璧主義は挫折のもと、翌日また再開すればいい

体力セルフチェック|自分は今どこ?

現状の体力レベルを判定するチェック項目です。当てはまる数で自分のスタート地点を確認しましょう。

  • 階段を3階分上がっても息が上がらない
  • 30分以上歩いても疲れない
  • スクワット15回が連続でできる
  • 5km以上歩いたことがある
  • 週1回以上、何かの運動を続けている

4〜5個当てはまる:低山日帰り登山にすぐ挑戦OK/2〜3個:基礎トレを1ヶ月やってからスタート/0〜1個:まずはウォーキング習慣から。どのレベルでも、続ければ必ず山が楽しめる体になります。

山に登ること自体が最高のトレーニング

自宅トレーニングと並行して、月1〜2回、近くの低山に登るのが最強のトレーニングです。実際の山で歩くことで、自宅では作れない「不整地での体の使い方」が身につきます。

山選びはシリーズの登山初心者の山選び完全ガイドを参考に、自分のレベルに合った1座から始めましょう。

NGなトレーニング(挫折パターン)

  • いきなりハードなジムトレで筋肉痛 → 数日休んでフェードアウト
  • 「毎日30分絶対やる」と決めて1日サボってやる気を失う
  • SNS映えする派手なメニューに手を出して怪我
  • 体重計の数字ばかり気にしてモチベ低下

トレーニングは「派手な努力」より「地味な継続」が勝ちます。マラソンでサブ4を達成した時も、決め手は派手な追い込みではなく、月150kmを淡々と積み上げ続けたことでした。

まとめ|3ヶ月続ければ低山が劇的にラクになる

登山初心者の体力づくりについて整理してきました。要点をまとめます。

  1. 登山に必要な体力は「脚力・心肺・体幹・柔軟性」の4つ
  2. 低山日帰りなら1〜2ヶ月、中級山岳・縦走なら3ヶ月、本格高山なら半年前から準備
  3. 自宅トレ(スクワット・階段昇降・プランク・ストレッチ)が王道
  4. 持久力強化には「歩く・走る」が直接効く。マラソン経験者の私の実感としても効果抜群
  5. 続けるコツは「無理せず週3回」「目標の山を決める」「記録をつける」
  6. 月1〜2回の低山登山が、最高のトレーニングそのものになる

3ヶ月続ければ、見える景色がガラリと変わります。体力がついた先には、低山日帰りでは見られなかった稜線歩きや縦走の世界が広がっています。シリーズの登山に必要なもの山選び山の天気の読み方もあわせて読み、しっかり準備して山を楽しんでください。一緒に山の世界を広げていきましょう。

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